2006-05-24

『ダ・ヴィンチ・コード』を見てきた

Sony Pictures - ダ・ヴィンチ・コード


月曜日に見てきました。平日だったせいか,そんなに混んでなかった。

上映時間は2時間半もあったけど,後半はタイミング良くどんでん返しが続いて飽きないで最後まで見れました。うん,面白かったです。

注:以下ではネタバレあります。



主演はトム・ハンクス。自分は『フォレスト・ガンプ』の印象が強くて,ハンクスはあまり知的って感じを持ってなかったけど,この映画ではきちんと知的な学者っぽく見えました。謎解きをする場面では,なんとなく『すべてがFになる』の犀川創平みたい。

ヒロインのオドレイ・トトゥは,『アメリ』でしか見たこと無かったので"カワイイ"って印象しか持ってなかったけど,この映画ではちゃんと大人の女性でした。ふーん,こういう普通の演技もいけるんだなー。

で,ストーリーのほうですが『ダ・ヴィンチ・コード』という割にはそんなにダ・ヴィンチのことは出てきません。というか歴史ミステリーとかウンチク系の話しは,さらっと分かりやす~く流されていて,サスペンスが中心という感じ。それはそれで娯楽映画としてはOKなんだけど,もうちょっとウンチク系の話しを詳しく聞きたかったかな(多分,少数派)。

一番良く分からないのが,この映画の中盤で明かされる「キリストに娘がいた」という秘密が,キリスト教にとってどれぐらい重要なのかってこと。日本人の自分には,別に子どもがいたって良いじゃん,て思っちゃうので。
これについてはニュース記事で大々的にネタバレされてたけど,どうなんだろ? 映画会社は文句言っても良いんじゃないかなー。まぁ,『ダ・ヴィンチ・コード』に抗議してた団体の人にとっては「ざまーみろ!」って感じなんだろうけど。


歴史ミステリだけど,そんなに重くなく気楽に楽しめるサスペンスミステリだと思います。あとミステリとして最後までどんでん返しにこだわってたのは偉かったと思います。



【参考リンク】
Amazon.co.jp:イエスの遺伝子〈上〉徳間文庫: 本
Amazon.co.jp:イエスの遺伝子〈下〉徳間文庫: 本
”キリストの秘密”,”謎の教団”,”聖杯探し”など,『ダ・ヴィンチ・コード』と似たところのある作品ですが,こっちはSFミステリです。キリストの癒しの力のトリックはなかなか感心しました。こっちも面白いよ。

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