2009-01-06

初仕事に『ヴュジャデ』で挑んでみては?

『注意深く観察して行動しろ』・・・・・・だぜ康一くん

(中略)

観察しろというのは・・・・・・
見るんじゃあなくて観ることだ・・・
聞くんじゃあなくて聴くことだ
空条承太郎博士(海洋学者)



帰省中に「イノベーションの達人!」と言う本を読みました。IDEOというデザインファームの人がイノベーションを起こすために必要な10の人材について書いています。前に同じ著者の「発想する会社!」と言う本も読んでいたので分かりやすく面白かったです。
IDEOではイノベーションのプロセスを『観察→ブレインストーミング→プロトタイプ作り』のサイクルとして捉えています。普通,新しいアイデアを出すときはブレストから始めちゃうことが多いと思いますけど,IDEOの場合はその前に観察があるのが独特です。

「イノベーションの達人!」では観察に必要な人材を『文化人類学者』と表現しています。必要な資質は好奇心と常識に囚われない思考。そのなかで『ヴュジャデ』という言葉が出てきます。

ヴュジャデを逆から読むとデジャヴュ。つまりデジャビュは「初めて見たのに前に見た気がする」ことですが,ヴュジャデは「いつも見慣れているものを初めて見るつもりで観察する」ことです。やってみると分かりますが,普通に街を歩くだけでも結構楽しめますよ。


正月休みで頭がリセットされている今なら,いつもの仕事も新鮮な目で観察できるはずです。ヴュジャデもやりやすいはず。当たり前だと思っていたことを劇的にビフォアアフターできるかもですよ! 新しいイノベーションの種はすぐ目の前に転がっているかも。

空条博士の言うように,観察とはただ見ることではなくて五感をフルに使い,さらに頭も働かせないとできません。でもそれが出来るようになると本当に「イノベーションの達人」になれるかもしれないですね。




【引用文献】
ジョジョの奇妙な冒険 38巻

0 件のコメント: