2012-05-07

#残パン会 に残念ながら参加してきました

残念言語ハッカソン&貧民パンの会」、略して残パン会に参加してきました。まったくひどい略称ですね、誰がつけたんだろう???

当日は朝から大雨が振っており、かなり濡れながら会場に到着しました。
そこには床に新聞紙を広げて胡座をかいてノートPCを弄っている数人の男性と、床の上に無造作に並べられたパンが…。あぁ、ATNDの説明はネタじゃなかったのか。

6時間以内に何か発表できるものを作らないとってことだったので、みんな黙々とハッカソンを進めてました。
止まった空調、雨で濡れた衣服、男どもが18人も一箇所に集まっている…。
「俺は大切なGWに何をしてるんだろうか」という思いはみんな感じていたと思うんですが、それは言わない約束です。


私はZozotezというLisp実装をつかって何かできないかな〜と思って会場にやってきたんですが、処理系を動かすまでに予想以上に時間がかかってしまい、時間までに大したことできないまま終わってしまいました。残念というか無念!
ちなみにZozotezというのはBrainf*ck上で動くLisp実装です。作者はZozotezを作るためにEBF(Extended Brainf*ck)という拡張言語まで作ってます。
EBF自体がEBFで書かれており、Pure Brainf*ck(変な言葉)にコンパイルすることが可能。なんというか、すべてをBrainf*ck上でやってしまおうという哲学が垣間見えますね。

当初の目標はZozoez上で動く簡単な言語(逆ポーランド記法計算機など)を作って、Hoge言語 on Zozotez on Brainf*ckをやろうと思ってたんですが、Zozotezがmakeでコケる・同梱のバイナリがMacで動かないなどいろいろありまして、Zozotezコードを書けるようになったのが残り2.5時間ぐらい。
けっきょくMacでは動かせずVirtualBox上でUbuntuを立てて同梱のバイナリを動かしました。

まずは1+1を書くかと思ったらZozotezには数値リテラルがないと。Zozotezはいわゆる純Lispで、シンボルとリストしかない。だからまずは数字表現から決めてやらないといけない。
そこでいろいろやった結果、なんとか1+1を書くことに成功。ここまででだいぶ力尽きました。
だって会場が蒸し暑いし、足がしびれてくるし、ちょっと体力の限界に近づいてたんですよ!



残パン会で使う言語を決めるためにいろいろなマイナー言語を調べるのは面白かったです。他の参加者の発表を見て、HSPForthLazy Kはちょっと使ってみたいなって思いました。
マイナー言語ってそれぞれ独特な哲学があります。そこに触れるだけでも新たな視点を知ることが出来てよかったと思います。
私もBrainf*ckのことを考えると胸が高鳴るようになってしまって…。この気持、恋かな?(ヒント:ストックホルム症候群



もう一度、残パン会が開かれることがあったら、ぜひとも参加することを前向きに検討しないでもないと思います!!


【参考リンク】
まとめ
#残パン会 貧民パンを食べながら残念な言語でハッカソンする何か - Togetter

会場の雰囲気はこのツイートが一番正確に表している。